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第47回利根川水系連合水防演習

平成10年5月16日に行われた水防演習の紹介です。



 建設省と千葉県・東京都・栃木県・群馬県・茨城県・埼玉県・神奈川県の1都6県等が主催する「第47回利根川水系連合水防演習」が5月16日に、利根川河川敷緑地で行われました。

 演習では地元の水防団(佐原市外五町消防組合佐原消防団)による防水工法や避難訓練、千葉県警・陸上自衛隊・日本赤十字千葉県支部による救助・救護演習などが実践さながらに行われました。

   
オープニングは佐原高校
吹奏楽部の演奏です。
 
避難訓練には市民も
大勢参加しました。
 
鈴木全一佐原市長(右)
瓦力建設大臣(中央)
沼田武千葉県知事(左)

沼田知事が口にしているのは
日赤が配布した非常食です。

演習を真剣に見守る
瓦建設大臣(右)と 
沼田千葉県知事(左)

 

 この演習には、佐原市をはじめとする1都6県の水防関係者や、千葉県警・陸上自衛隊・日本赤十字千葉県支部など2万人もの人々が参加し、演習総裁の瓦力建設大臣や、副総裁の沼田武千葉県知事等が見守るなか、大規模に行われました。

「台風の通過による集中豪雨で、利根川の水位が警戒水位を超え、更に上昇中」という想定で始められ、まず水防団員が作業に欠かせない、土のう作り、杭ごしらえ、竹尖げ(たけとげ)を行い準備を整えました。
その後、堤防に生じた洗掘、亀裂の拡大を防止するために、屏風返し(びようぶがえし)、五徳縫い、土のう積み等の工法を施しました。

   
杭ごしらえ
 
竹尖げ(たけとげ)
 
激流で堤防が削れはじめた場合には、
堤防にむしろやシートを張って防ぎます。

これを、「表むしろ張り」と呼んでいます。

屏風返し(びようぶがえし)は、
表むしろ張り工法の一種類で、
堤防が大きく削れた場所に用いる、
地元特有の伝統的な水防工法です。

屏風返し(びようぶがえし)
 続いて、陸上自衛隊・千葉県警・日本赤十字県支部による、救助・救護演習が行われました。
特に陸上自衛隊の大型ヘリコプターによる負傷者の救助や、浮橋による救援車両の水上搬送など実践さながらの演習は圧巻でした。

また、千葉県警の特殊部隊による水没車両の引き上げ救助も実演されました。

   
自衛隊の大型ヘリコプター
 
 
浮橋による
救援車両の水上搬送
 
水郷佐原 は、利根川の恩恵を
最大限に受けている町です。

豊かな自然は、利根川の恵みです。

その昔は、江戸との水運のおかげで
莫大な富を得た時期もありました。

しかし、日頃は静かで優しいこの川も
大雨が降れば、恐ろしい川に豹変します。

千葉県警のアクアラング隊
 
   
水没車両の救助
 
特殊工具でドアを切り落とします
 
炊き出しコーナーでは、
陸上自衛隊の豚汁や、
日本赤十字社の非常食が、
無料配布されていました。

右の写真は自宅の机の上で
撮ったものです。

なお、マウスとマウスパッドは
配られていません。
念のため。。。。


日赤配付の非常食(左)
MSインテリマウス(右)

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