上仲町 −−かみなかちょう−−


幣台(やだい)の製作年代 明治34年
飾り物 太田道灌(おおたどうかん)
飾り物製作年代 大正10年
額の文字 徳 威
一口メモ 金糸に網み目模様の天幕は、文化時代(1804-1817年)の作です。文化財としても非常に高い価値があります。




上仲町の幣台(やだい)は、明治34年に宮大工 岡野治三郎重春の手によって完成しました。
幣台(やだい)の特徴は、寺社建築に用いられる技法が施され、高欄・天井を支える升組に象徴されております。
佐原の幣台(やだい)24台の中でこの様式を取り入れている、ただ一台の幣台(やだい)です。

大人形は、中世の武将「太田道灌」の狩りの姿で、大正10年に大人形師 大柴徳治により作られました。

「太田道灌」と言いますと、江戸城と山吹の花が連想されます。
和歌の勉強のきっかけを作ったと伝えられている「七重八重 花は咲けども山吹の 実の一つだになきぞかなしき」と言う歌に因んで、若い衆は「山吹會」を名乗っています。





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