田 宿 −−たじゅく−−


幣台(やだい)の製作年代 嘉永4年(1851年)
飾り物 伊弉那岐尊(いざなぎのみこと)
飾り物製作年代 明治43年頃
額の文字 雍 奉
一口メモ 漆塗りの立派な幣台(やだい)で、天井には漆まき絵を施してあります。




田宿の幣台(やだい)は嘉永4年、当時 戸数わずか18戸の村民が、爪に火をともすような生活を送って蓄えた大金を出し合い製作されたものです。

漆塗りの豪華な幣台(やだい)で、天井には漆絵巻が施されています。
回りの彫刻は「唐子遊び」の図柄で、中国の子供達の遊びを、浮き彫り表現した芸術品です。
安政3年(1856年)に飛騨の国の彫物師 後藤甚五郎正満とその弟子2名が田宿に長期間 逗留して彫り上げた、大変に価値のあるものです。

大天井を飾る人形は、国造りの神である「伊弉那岐尊」で、名人と言われた東京根岸の人形師 面六の作です。





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