■ さつまいも
栄養の秘密
さつまいもには食物繊維はもちろん、ビタミンB1・ビタミンC・ビタミンE・ベータカロチンなど、現代人にとって不足しがちな栄養素が豊富に含まれています。
ビタミンCの含有量は100グラム中30ミリグラムとイモ類の中では最多です。
しかも、さつまいものビタミンB1やビタミンCは他の野菜と異なり加熱しても損失が少なく、焼きイモにした場合でも9割は壊れずに残ります。
私たちは健康な体を維持していくために、1日あたり50ミリグラムのビタミンCを必要とすると言われていますが、これは小さめのさつまいも1本で十分まかなえる量です。
さらに、若さを保つビタミンEは野菜の中で最も多く含まれています。
その上、成人病の原因となる塩分バランスを調整してくれるカリウムも多く含まれています。
最近の研究によりガン予防のエースとして浮上してきたβ−カロチンも、豊富に含まれています。
さつまいもを傷つけたときに出てくる白い乳液は、ヤラピンという成分で、これには便通を促す作用があります。
また食物繊維もたくさん含まれていますので、便秘予防に効果的な食品です。
さつまいもを食べるとおならが出やすくなりますが、これは食物繊維が多いことと、さつまいもに含まれる糖質が発酵しやすいことが原因です。
食物繊維はビタミンCと並んで、体内の有害物質を排出する作用があります。
このようにさつまいもは、最も優れた健康食品の一つと言うことが出来ます。
■ さつまいも 生産地の秘密
さつまいもの主要な生産地は、関東周辺と四国・九州が中心です。
千葉県は、作付面積では鹿児島県・茨城県に次ぐ全国3位ですが、鹿児島県も茨城県もデンプン加工用が多いため、生産額では千葉県が全国1位となります。
その千葉県の中でも、香取市は生産額トップを誇ります。
全国の市場から、香取市のさつまいもは質が良いと高い評価を得ています。
千葉県でさつまいも栽培がこれほど盛んなのは、土壌や気候が適していることと、生産者が熱心なことが挙げられます。
『JA佐原 美味しいさつまいも作り研究会』では、より美味しいさつまいもを生産したいと日々努力を重ねています。 生産額日本一の千葉県より、皆様のご家庭にさわらの美味しいさつまいも「佐原金時 さわらっこ」をお届けいたします。
■ さつまいも 栽培の秘密
さつまいもは農薬をほとんど使わずに作れる数少ない農作物です。
食用にするいもが地下にあるために、病虫害に強く、また風水害の影響を受けにくいためです。
農薬を使う場合は、葉が病虫害に冒された場合だけです。
この場合でも、地下にあるいもには直接 農薬がかかりませんので安全です。
また、さつまいもは肥沃な土地よりも荒れた土地を好む作物ですから、環境問題となる過剰な化学肥料を与える必要もありません。
さつまいもは地球環境にも優しい、安心して召し上がれる農作物です。
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