上中宿 −−かみなかじゅく−− |
幣台(やだい)の製作年代 | 嘉永2年(1849年) |
飾り物 | 鎮西八郎為朝(ちんぜいはちろうためとも) |
飾り物製作年代 | 明治15年 |
額の図案 | 富士山 |
一口メモ | 嘉永2年(1849年)から3年がかりで造られた彫り物は、富士の裾野での巻狩りを表したものです。「柱かくし」といわれ、幣台(やだい)の柱全面が彫り物で覆われている様子は見事です。 |
幣台(やだい)の建造は嘉永2年で、幣台(やだい)全体に漆が施されています。 大天井の飾り人形は「鎮西八郎為朝」で、明治15年に日本橋人形町の鼠屋伝吉が製作しました。 この大人形は、昭和50年に大改修されています。 額は「富士山」をかたどって作られた彫り物です。 幣台(やだい)全体を覆うようにはめ込まれた彫刻は「源頼朝が富士の裾野で巻狩りをする」様子が彫られており、富士山の額より胴羽目に至るまで、統一されています。 さらに、柱には見事な彫刻の「柱隠」があり、六本の柱すべてが見えないようになっています。 |